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掲載日:2018/10/10

今更・・・脳卒中って何?

よく聞く言葉「脳卒中」。脳卒中はいくつかのいくつかの病気に分類されます

 ちなみに皆さんは脳卒中週間って知っていますか?脳卒中と言う言葉は知っていても・・・
 日本脳卒中協会は、脳卒中に関する知識を広め一般市民の脳卒中に関する理解を高めることを目的に、平成14年から毎年5月25日から31日を脳卒中週間と定め啓発活動を行なうようになりました。
 この時期を選んだ理由は
1)厚生労働省健康科学総合研究事業 脳梗塞急性期医療の実態に関する研究により、脳卒中の大部分を占める脳梗塞の発症が年間では春に少なく6~8月から増加することが明らかとなった。
2)一般に「脳卒中は冬に多い」というイメージがあるので、実は脳卒中は夏から気をつけなくてはいけないという警告を与えるためには、その直前である5月の終わりが適切と思われるから。
 しかしながら最近の研究によると重症や高齢者の脳梗塞は秋から冬に多くなることがわかってきました。
 
そもそも脳卒中とは・・・
 脳卒中という言葉は一般的な用語であり、医学用語ではなく正式には脳血管障害と言います。脳卒中の卒は卒倒(突然倒れる)の卒で"突然に"の意味、中は中毒(毒にあたる)の中で"あたる"という意味です。脳卒中とは脳の病気で突然に何かにあたったようになる(倒れる)ことを意味しているのです。
 脳卒中は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に分類されます。
 脳梗塞    ・・・ 脳の血管が詰まる
 脳出血    ・・・ 脳の細い血管が切れて出血
 くも膜下出血 ・・・ 脳の血管にできた動脈瘤や異常血管が破れて出血
 
さらに脳梗塞はおおまかに次のように分類されます。
 ラクナ脳梗塞    ・・・ 脳のかなり細い血管が詰まる
 アテローム性脳梗塞 ・・・ 脳の太い血管が動脈硬化で細くなって詰まる
 心原性脳梗塞    ・・・ 心臓にできた血の塊が脳の血管に詰まる
 一過性脳虚血発作  ・・・ これらの脳梗塞のなりかけの状態

 特に脳梗塞は発症すると脳細胞がどんどん死滅していって元に戻らなくなります。よって少しでも早く治療を開始しなければなりません。
 我が国でも2005年10月より固まった血液を溶かす薬(組織プラスミノーゲンアクチベータ、t-PA)を使用する血栓溶解療法ができるようになりました。またt-PAが無効であったり使用ができない患者さんに対して、カテーテルによる血栓回収療法も行う事ができるようになりました。
 これからの季節、脳卒中はまた増えると考えられます。
 脳卒中を疑ったら迷わず救急車を呼んでください。

[出典]

公益社団法人 日本脳卒中協会 × 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

[執筆者]済衆館病院 脳神経外科 部長 飯塚 宏


[監修]公益社団法人 愛知県医師会

脳卒中とは脳の病気で突然何かにあたった(倒れる)ようになることを意味しています

これらの症状が当てはまれば、すみやかに受診しましょう

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2018年10月時点のものです。

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