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掲載日:2019/05/14

女性のみなさん!骨の“たくわえ“が老後を決めます

…成長期そして閉経期に気をつけること

 平均寿命が延びました。女性は87歳、男性は81歳の時代です。せっかく長生きできるのですから健康でいたい。ピンピンコロリがいい!と誰しも考えます。そのために大切なのは何でしょう。丈夫な骨です。骨折で寝たきりにならないために重要なのが骨量です。
 
 女性の場合、生理的に不利なことがあります。それは閉経です。女性は誰でも50歳前後に閉経を迎えます。閉経とは卵巣が働かなくなること、卵巣ホルモンが低下することです。すると骨が減り始めます。自覚症状はありません。痛くも痒くもないのです。自分がどれくらいの骨量であるか機会あれば測定しておくといいでしょう。お勧めの検査法は腰椎と大腿骨頸部のDEXA法(図1)です。
 骨量検査を受けると、図2のようなグラフを渡されます。年齢とともに骨量が低下してゆくことがわかります。自分がどのあたりかマークしてありますね。
 
 人生で最も骨量が多いのは10代後半から20歳だと言われています。若いときにどれだけ骨量を蓄えたかが、老後を決めるといってもいいでしょう。好き嫌いをしていたり、まだ成長期なのに体重を気にして充分食べないでいると、取り返しのつかない健康障害になってしまいます。また減量によって卵巣機能が下がり、月経不順にもなります。そのように女性ホルモン分泌が低下した状態では若くても骨量が増えません。栄養不足とあわせて二重に不利なのです。給食で牛乳など残している場合ではありません。そしてダイエット(減量)は40歳過ぎてから頑張りましょう!
 
 ほんの100年前までは、50歳あたりが寿命でした。骨量が減って折れる前に亡くなっていたので骨折、寝たきりといった問題が少なかったのです。いま閉経以後さらに30年ある女性の健康を維持するために、理にかなったものがホルモン補充療法(HRT)です。
 骨量ゲットは若いころが勝負。20歳頃までにできるだけ多く蓄えること。そしてできるだけ、それを減らさないようにすることです。特に閉経期以後が肝心です。カルシウムを摂り運動をすることは基本です。さらに婦人科受診してHRTについて相談なさるのもお勧めです。健康で長生きを目指しましょう。

[出典]

[参考] あいち健康ナビ 
骨折のリスクが高まる「骨粗鬆症」。女性は特に注意しましょう(2016年11月4日号)
過剰なダイエットによって引き起こされる「月経不順」(2016年7月11日号)

[執筆者]
 明子ウェルネス・クリニック 小栗 明子

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

図1)DEXA法はこのような検査機器を用いて測定します。

図2)自身の骨密度を把握し、骨量減少予防に努めましょう!

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2019年4月時点のものです。

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