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掲載日:2019/06/05

加齢黄斑変性って知っていますか?

「加齢黄斑変性ってどんな病気?」
 加齢黄斑変性は、眼の網膜(もうまく)にある黄斑(おうはん)という、ものを見るためにいちばん大切な部分に異常が現れる病気です。欧米では以前から失明原因の1位ですが、日本でも患者数が増加をしています。
 網膜のさらに奥にある脈絡膜(みゃくらくまく)というところから、新生血管という悪い血管が生えてくることによって出血が起こったり、網膜のむくみがおこることにより症状がでます。
 初期には、視野の中心部分が暗くなる、あるいはものがゆがんで見えるのが特徴で、進行すると視力が下がってきます。見たい部分が見えにくいので、本を読んだり、文字を書いたりすることが難しくなります。放置すると視力低下が進み、失明する場合もあります。

「検査は?」
 眼科では、視力検査や眼底検査(瞳孔を広げるお薬を使います)を行います。また、OCTと呼ばれる網膜の断面を見る機械で網膜の状態を検査したり、造影剤を使った検査をして病気の診断や治療をしていきます。

「治療は?」
 残念ながら、傷んでしまった網膜を元通りにする治療はありません。しかし、新生血管がでてくる原因となっている物質(VEGF;血管内皮増殖因子)を抑えるお薬(抗VEGF療法)を目に注射したり、特殊なお薬を使うレーザー治療(光線力学的療法)をすることによって、病気の勢いを抑えていく治療をします。病気が完治することはないので、治療は続けていく必要がありますが、病気を早く発見し、早く治療をすることにより視力の維持をすることが可能になってきています。

「予防は?」
 紫外線が関係すると言われていますので、外出時にサングラスをかけることは有効と考えられています。また、ルテインやビタミンCなどの抗酸化ビタミンをサプリメントなどから補充することが有効と言われています。
 早期発見が大切ですので、日常生活の中で方眼紙のようなものや格子模様のものを、片目ずつ時々見て、ゆがみがないか、見えにくいところはないか確認すると良いと思います。

[出典]

[執筆者]
弥生病院 渡辺 五郎

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

ものがゆがんで見えるのが加齢黄斑変性の特徴です

外出時にはサングラスをかけ予防しましょう

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2019年6月時点のものです。

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