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掲載日:2019/06/18

喫煙者が「タバコをやめたくなる」環境づくりを

禁煙支援をテーマにした「2019年 世界禁煙デーin愛知」をレポートします。

WHO(世界保健機関)は、1988年に5月31日を「世界禁煙デー」に制定しました。昨年に続き、世界禁煙デーに先駆けて、5月19日に名古屋駅前で開催された「2019年 世界禁煙デーin愛知」をレポートします。

今年の「愛する⼈への禁煙⽀援」をテーマにした本イベントは、天候に恵まれ、名古屋駅前でのパレードから始まりました。「⼦どもをタバコから守る会・愛知」世話人代表の稲垣幸司愛知学院大学教授と、NGO活動で有名なゴミ拾いレンジャーを先頭に、中京大学や愛知学院大学、名古屋女子大学の学生を中心とした人々が参加。掛け声やプラカードなどで禁煙の意義をアピールしながら、スパイラルタワーズ周辺をパレードしました。

パレードの後は、スパイラルタワーズ内にある「名古屋医専」マルチホールで、講演会が開かれました。オープニングは、中京大学の家田重晴教授が作詞した「禁煙替え歌」の演奏から。教授が熱唱する「だんご3兄弟」や「サザエさん」の替え歌に、聴衆の学生たちも声を合わせて盛り上がりました。

次に稲垣教授から「⼦どもをタバコから守る会・愛知」の活動報告がありました。とくに力を入れている⼦ども達への脱タバコ講義に加えて、『公立学校敷地内禁煙』の要望についても報告されました。2017年度では、愛知県54市町村のうち46市町村(85.2%)で実施されていましたが、2018年2月に未実施の8市町村に要望書を送付し、さらに2019年3月にまだ残っていた2町に要望書を送付したところ、本年7月までに、ようやく100%が達成されることになりました。愛知県と9月に実施予定の東京都を含めると、全国で28都県(全体の59.6%)が100%の実施となります。

続いては、名城病院内科外来・禁煙外来の平山ゆかり看護師が、2019年の世界禁煙デーのスローガン『タバコと肺の健康』を解説。タバコの使用と受動喫煙が肺に深刻な健康被害をもたらした事例を挙げながら、タバコ規制対策の重要性を世界中の人々に知ってもらう大切さを説きました。

特別企画講演では、今年5月に神奈川県藤沢市で開業された「はらだメンタルクリニック」の原田久院長が、禁煙支援について講演。自ら喫煙者であった体験もふまえ、喫煙者に説教するのではなく、『どうしたらタバコをやめたくなるか』を考えて支援することが、禁煙へ導く近道だと話されました。

最後は学生による発表が行われました。なかでも両親が喫煙者で、入院するほどの大病を患っても禁煙できなかった母親のことを、涙ながらに語った女子学生のスピーチは、心を強く打つものがありました。禁煙したい人、家族に禁煙してほしい人には、とてもためになるイベントでした。2020年も同時期に開催される予定ですので、禁煙に関心のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

パレードには多くの方が参加されました。

講演に熱心に耳を傾ける来場者の皆さん。

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2019年5月時点のものです。

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