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掲載日:2017/02/02

適切な治療と支援で“心の病”に正しく向き合う

豊橋で開催した「平成28年度こころの健康フェスティバルあいち」をレポートします。

12月17日、豊橋市にある“穂の国とよはし芸術劇場PLAT”において「平成28年度こころの健康フェスティバルあいち」が開催されました。

イベントのテーマは「つながるこころ つながるあした」。統合失調症やパニック障害など、精神障害への正しい理解を深めることを目的に県内各地で実施され、今年で20回目の開催となります。

豊橋での開催となった本年は、広く“心の病”に携わる医療・福祉関係者を中心に、参加団体による作品展示やバザー、演奏や合唱、表彰式などが行われました。また、記念講演では東京大学名誉教授の姜尚中氏が「心の力」と題して“平穏な心のつくり方”について話され、多くの参加者が熱心に耳を傾けました。

精神障害に関する問題のひとつに、心の病への“誤解”があります。「精神障害になるのは、心が弱いからだ。恥ずかしいことだ」と考える人も多く、なかなか医療機関への受診につながらないケースもあるそうです。

本イベントの実行委員、豊川保健所健康支援課こころの健康推進グループの加藤さんは、「精神障害は誰にでも起こりうることで、けっして恥ずかしいことではありません。しかし、そのような状態になったとき、自分の力だけで回復するのはとても難しいこと。医療機関による適切な治療や、周囲からの支援を受けることで、地域での生活を続けていただきたい」と話します。

12ヶ所ある愛知県保健所には、精神障害によるうつ、自殺、ひきこもりに関する相談窓口があります。保健所の「健康支援課こころの健康推進グループ」では、電話相談と、予約制の面接相談を実施。当事者や、周囲にいる家族などの話を聞き、病気の早期発見や治療、社会復帰について一緒に考え、各機関と連携しながら解決に向けて支えます。

心の不調は、目には見えづらいもの。しかし、身体の不調や怪我と同じように、異変を感じたら早めのケアをしていきましょう。イベントには関係者含め1000人の方が参加し、地域でつながり支えあう重要性を再確認する一日となりました。

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

東京大学名誉教授の姜尚中氏による記念講演の様子。

実行委員長を務めた豊橋こころのケアセンター会長松崎氏。

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2016年1月時点のものです。

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