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掲載日:2017/09/22

足の裏が痛い タコ? ウオノメ? イボ?

「タコ」「ウオノメ」「イボ」の特徴について

 足の裏の痛みの原因として、タコ、ウオノメ、イボがあり、それぞれに病態が異なりますので治療法も異なってきます。まずは診断をきちんと付けることが肝要です。
 タコ、ウオノメは立ち仕事の多い方に比較的よくできますが、皮膚の角質の肥厚によるものです。皮下組織の下にある骨が直接靴にあたったりすると痛いので、それを避けるための一種の防御機構として角質が厚くなるのですが、それが逆に皮膚を押し、痛みを感じるようになります。特に強く踏み込むかかと、足縁では分厚いタコが出来ます。タコにサルチル酸を含有するスピール膏(市販しています)を貼って柔らかくし、厚い角質を取り除きますと楽になります。ウオノメは角質の細い芯が深く入り込み、神経に触るので、それを取り除かないと痛みが取れません。ご自分で削って雑菌を入れることもあります。ただ、取り除いても半年くらい経つとまた同じ部位に出来ることがよくあります。できにくくするための靴のインソールを専門の靴屋さんに相談されるのもよいでしょう。
 イボは小さな傷口についた「ヒトパピローマウイルス」の感染です。足の裏のイボは足底疣贅(そくていゆうぜい)と呼ばれ、他の部位と違って盛り上がらず、足で踏み込むために皮面より内側に成長しますので、一見タコ、ウオノメと症状が似通いますが病因的には全く別物です。どの年齢層にもできますが、足の汗っぽい子どもにも出来やすく、タコだと思って親が削ったりして周囲に広がってから受診する例も多いので早めに診断を受ける必要があります。イボの治療は、昨今は液体窒素が主流ですが、特に足のイボの場合は、施術後、3日くらい痛みが続くので、小さい子どもの場合は、時には別の方法を取ります。抗ウイルス剤の外用、ビタミンD誘導体の外用、これらは保険適応ではありませんが、効く症例も多いので行っています。もう一つ、タコに使うスピール膏を一日一回、自分で張替え、週1回受診してもらって柔らかくなった部分を取り除いていきますと、頑固なイボも3ヶ月くらいで消滅します。
 いずれも早期に皮膚科専門医を受診されることを望みます。

[出典]

[執筆者]
小栗皮ふ科 小栗 貴美子

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

タコ          ウオノメ

イボ

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2017年9月時点のものです。

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