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掲載日:2018/02/27

精神障がい者も安心して暮らせる街づくりとは?

精神障がい者の実体験が語られた「あした天気にな~れ」をレポート

2018年1月21日、精神障がい者の暮らしについて考える「あした天気にな~れ」が開催されました。愛知県精神保健福祉士協会主催のこの催しは、今年で20回目。会場には精神障がいを抱える方とその家族、及び、支援者約200人が集まり、行政の取り組みや精神障がい者の体験談に熱心に耳を傾けていました。

愛知県健康福祉部障害福祉課、名古屋市健康福祉局は今年度の取り組みを報告。暮らしやすい地域づくり、支援体制の構築といった課題を挙げながら、現在策定中の「第5期愛知県障害福祉計画」(案)へのパブリックコメント募集についても呼びかけました。

その後行われたシンポジウムには、コーディネーターとして愛知県精神医療センター・櫻井早苗さん、社会福祉法人ぶなの木福祉会ひだまり・山北佑介さん、シンポジストとしてDIC株式会社小牧工場・橘ひとみさん、社会福祉法人あじさいの会ゆったり工房・丸子哲郎さんが登壇。シンポジストのお二人から、現在の仕事に就くまでのリカバリーストーリーが語られました。

当初障がいを隠して働いていたという橘さんは「障がいを受け入れたことで、理解のある職場で働けるようになった」と話し、「支え続けてくれた家族はパワーの源」と障がい者の家族にもエールを送ります。丸子さんは、「就労支援センターに足を運んだことが今につながった」と過去を振り返り、「段階的に社会に出て、自分の居場所をつくってほしい」とアドバイス。今年のテーマである「誰もが安心して暮らせる街づくり」については、橘さんが「相談できる場所が増えてほしい」と相談場所の必要性を訴え、丸子さんが「ピアサポーターなど精神障がいの経験をいかした働き方も広がってほしい」と意見しました。

また体調不良で登壇を見送った、こころと生活の相談センターこもれび・川﨑幸春さんからは「自分の心は湖。深く潜っていくと見えることがある」と自分を知ることの大切さについて深いメッセージが寄せられました。

共通して語られたのは、悩みを相談し、自分と向き合うことの大切さです。実際に、シンポジウム後の交流会では、当事者、家族、支援者などが10名ほどのグループに分かれ、それぞれの立場から忌憚のない意見を交換しました。このように、思いを自分一人や家族だけで抱え込むのではなく、誰かに話すことで道が拓かれていきます。

精神障がいは統合失調症やうつ病なども含み、誰もが患う可能性があります。愛知県には、保健所の窓口や基幹相談支援センター、地域活動支援センターなど、精神障がいについて相談できる様々な施設があります。これらの施設を活用し、新たな一歩につなげましょう。

[監修]公益社団法人 愛知県医師会

多くの方がシンポジウムに参加しました。

行政の取り組みや計画についての説明が行われました。

[このページの内容に関する留意点]

ご紹介している健康情報は2018年2月時点のものです。

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